うなぎ古絵葉書
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大利根 の舟漁
鹿島神宮参拝記念 昭和6年6月12日
大利根は千葉県香取市附近の利根川の事だと思いますが詳しい情報がありません
「鹿島神宮参拝記念」の消印がありますので鹿島市附近かもしれませんが
わかりしだい更新します
「鰻ドウ・もじり・もんどり・うけ・牢屋・地獄」などと呼ばれる漁で
日本各地で行われていた漁です
形状は挿絵①の甲のように竹を編み、入口と三等分した2箇所に
竹を編んだ箍(たが)で固定し円筒形にします
出口には、魚が逃げれないように竹を絞るための
取り外しができる小さい箍をつけます
入口の箍の内側に
三角錐(さんかくすい)の頂点が、竹の弾力で広がるように編んだ
挿絵①乙の「返し」「えぎ」「濡斗(じょうご)」などと呼ばれる物をつけます
一度入ったら逃げられない仕掛けですが、挿絵②のように入口のほか中央にもつけている
鰻ドウを使用する漁師さんも多いいです
魚を取り出すときは、取り外しができる小さい箍をはずして取り込みます
挿絵③のように、簡単な魚道を作り魚を誘導するときはエサを仕込みません
それ以外ではミミズや貝類のすり身などのエサを出口付近に仕掛けます
小型のうなぎドウでは挿絵②左側の竹に付けてあるミミズをドウの中に仕込みますが
大型のドウではミミズを入れた後に草を入れてミミズを固定させたり、細かい網目の
袋にエサを入れてウナギを捕獲します
単独でうなぎドウを仕掛けたり、下層式延縄釣り(挿絵④)のように
何本もの針の替わりに鰻ドウをつけて漁を行う地域もあります
絵はがきの写真は、はっきりと見えませんが
延縄式の鰻ドウに見えます
やはり、
ウナギの習性を熟知し
鰻ドウの向きや位置を一つづつ
調整して仕掛けることで
漁獲量が大きく変わります
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