国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承 データベース
より
鰻の化け物
岩手県 九戸郡 軽米町 旧晴山村
要約
上長窪ツツミにはメドチがいたという。メドチとは鰻の化け物
論文名「九 口承文芸」執筆者 東洋大学民俗研究会
参考資料 晴山の民俗・岩手県九戸郡軽米町旧晴山村・昭和57年度号
「上長窪ツツミ」ですが「晴山の民俗」では
『内城公民館のそばの上長窪ツツミに・・・』と書かれています
内城集落も限られていますので、現地に行けばはっきりわかると思います
「メドチ」は、ここでは「鰻の化け物」とされていますが、通常は「カッパ」の類の事を
言います 同じ「晴山の民族」でも、いくつか紹介されています
『メズチ・嘉志蔵氏が子供の頃、ツツミへ泳ぎに行こうとすると「メズチが出て足を引っ張って
溺れさせようとするから行ってはいけない」と言われた。メズチは頭の皿が乾くと力がなくなり
馬に引きずられてしまうという』 語り手 内城 高橋嘉志蔵氏
『メゾチ・二戸のユウタ沼に身長50センチメートルぐらいで、頭に三枚の皿をかぶったメゾチがいた
毎年一回六月頃、人や牛馬を引き込む・・・・』 語り手 下野場 小森ソヨ氏
『メゾチ・上舘の駒木の川にカモ石という大きな石がある その石の下にメゾチがいて
人や馬を引き込んだ』 語り手 下野場 柴葉チヨ氏
『メドチ・昔、高清水のツツミにメドチがいた メドチはキュウリが好物なので、ツツミの近くの
キュウリ畑はよくメドチに荒らされた』 語り手 高清水 古舘由太郎氏
『メドチ・メドチはいたずら者で、田んぼで仕事をしていると人の尻をまくる』
語り手 古屋敷 古舘サヨ氏
最後のいたずら者はわかりませんが、
「口承文芸」としてその場所へは「近づくな」「泳ぐな」という危険性を伝えるのが目的なので
「メドチ」が「カッパ」でも「鰻の化け物」でも、子供が怖がれば、どちらでもいいことになります
参考資料
「口承文芸」晴山の民俗の民俗 東洋大学民俗研究会
近くの名所
軽米町 ヤイホイ岩
八戸市 世増ダム
九戸郡 ふるさと創造館
【岩手県 郷土料理 ご当地グルメ2】
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