国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承 データベース
より
鰻屋大鰻 怪談
東京都
要約
天明年中、ある者が鰻を仕入れたが買った覚えのない大鰻が2匹混っていた
裂こうとしたが手慣れているにもかかわらず錐で手を刺してしまった。他の者がさばこうとすると
腕に巻きついてきて、尾で脇腹を打ってきた。助けるつもりはないからおとなしくしろと言ったら
料理できたが、死体を焼く匂いがした。その夜丑3つ時のころ、鰻の生け簀の所でおびただしい音がして
驚いて行ってみると、上にのせた石はそのままだった。中を見ると多くの鰻が蛇のように睨んだ
もう1匹の大きな鰻は消えていた
論文名「兎園小説余録」執筆者 滝沢馬琴
参考資料 日本随筆大成第2期・5巻
鰻屋 怪談
東京都港区麻布
要約
江戸の麻布で、鰻屋がある時狂乱してまな板の上に臥し、包丁を喉に突き立て腹まで裂いて
自分は鰻であるといって死んだ。数十年間生き物を殺しつづけたためだろう
論文名「中陵漫録」執筆者 佐藤成裕
参考資料日本随筆大成第3期3巻
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