うなぎ雑学
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うなぎ信仰 関東地方


空蔵様の使い

松寿山 大谷寺(だいこくじ)

茨城県下館市大谷 
現 筑西市大谷

『昔、この寺の池のまわりで子供達が遊んでいるうちに一人の子供があやまって池に落ちてしまいました。
寺に祭られていた虚空蔵さまが飛び出し、池にとびこんで子供を助けました。
ところが池の中には大きなひるが何百匹といて虚空蔵さまの足に吸い付きました。

一匹ずつ取ったのでは間に合わず、さすがの虚空蔵さまもついに救いを求めました。
どこから現れたのか数十匹のうなぎがきてひるを飲み込んで助けてくれました。

虚空蔵さまは助けてもらった恩返しとしてうなぎを守る約束をして人間に捕まらないように
”うなぎを食べると目がつぶれる”という戒めを出しました。
それ以来虚空蔵さまをお祭りしているところではうなぎを食べなくなったということです』

大谷寺HPより



『下館市大谷にある大谷寺の境内には虚空蔵さまをお祭りした古いお堂があります。
昔からこのあたりの村には、「うなぎを食べると目が兄えなくなる。」という言い伝えがあり、村人たちは決してうなぎを食べませんでした。

うなぎは虚空蔵さまのお使いで、その霊験あらたかなうなぎを食べると罰が当る、と信じていたからです。
魚を捕った時でさえも中に混じったうなぎだけは寺に持って行き、
お坊さんに拝んでもらってから寺の池に放すのが習いでした。

昔、この村の農家によその村から婿入りした者がおりました。この婿さまは、うなぎ捕りの名人で、
しかもうなぎが大の好物でした。

「この村じゃうなぎを食うと目が見えなくなるって止められてるが嘘に決まってる。
もし本当なら俺はとうに見えなくなってるはずだ。うなぎが食いてぇ。我慢できねぇ。」
そうつぶやくと、家族が止めるのも聞かず、川へうなぎ捕りに出かけてしまいました。

村では誰一人捕る者がいないせいか、大きなうなぎが面白いようにかかり、
魚かごはすぐに一杯になりました。帰り道、婿さまが満足顔で虚空蔵さまの前にさしかかった時、
突然、かごの中のうなぎが暴れ出したのです。

婿さまは必死でかごの口をおさえようとしましたが、うなぎはどんどん外に飛び出し、
とうとう一匹残らず寺の池の中に逃げ込んでしまいました。不思議なことに、
その間、婿さまの手足は金縛りにあったようにまったく動かず、何もできなかったのです。

さすが、うなぎ好きの婿様もこれに懲りて、二度とうなぎを食べることはなかったと言うことです』

茨城の民話Webアーカイブより


母子島(はこじま)遊水地かの筑波山



そば畑と筑波山



最勝寺薬師堂



下館駅付近




モロ(サメ)の煮つけ



下館ラーメン







































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