題名 娘教訓二面鏡 善 七
年代 明治6年(1873)
絵師 昇斎一景
蔦吉版
明治期にはわかりやすく説明できるように善と悪を対峙させたシリーズが多く出版されました
その中の一つが「娘教訓二面鏡」というシリーズです
「娘教訓二面鏡」は娘が成長していく過程を
「善玉」「悪玉」と共に描いており 十二作品二十四図で構成されています
その「善」の7枚目の浮世絵です
さて、こま絵の文章なのですが・・・
仮名文字が多くて たぶん省略されている言葉が多くまったく私には文章として読めません
たのみのAIや解読ソフトもめちゃくちゃでした 解読出来たら更新しておきます
丸い顔に「善」と書かれている白い姿の小人?妖精?みたいのが「善玉」で
その善玉にうながされて 旦那様と一緒に善の行いの放生会でうなぎを逃がしている様子です
放生会は「
山海愛度図会
」「
貞操千代の鑑
」でも画かれているように
善の行いのーつとして江戸時代以後も流行していたのでしょう
ちょっと気になったのは、ウナギを逃がしている右の、
ウナギをタラに入れて売っている女性が画かれていますが、その右の善玉は女性に
なんと言っているのでしょうか また、単に解かりやすく画いているだけだと思いますが
逃がしているウナギも蒲焼サイズで他の浮世絵より大きく画かれています
鰻屋に直接売ったほうが楽なのに
などと考えると面白い作品です
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