国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承 データベース
より
化け鰻
宮城県 本吉郡 旧小泉村
要約
村境にある化け鰻と言う石は、石が鰻に化けたもの。
三尺左五平という人に斬られた
論文名「九 口承文芸」執筆者 東洋大学民俗研究会
参考資料 小泉の民俗・宮城県本吉郡旧小泉村・昭和56年度号
小泉の民俗では、「三尺左五平」としての話も別に書かれています
『背は三尺、左五平って名前で、すごく、その強いんだね、刀は普通は、中身は二尺三寸、
で三尺の鞘をつけてたと、で、身体小せえから、車を鞘の後ろさ、車をつけて引っ張て歩いたと、
それをどうして抜くかっていうんで、ところがその、抜いて切って鞘に納めるのぁ、
とっても、稲妻のようでね、二度と見られね、そういうこと聞かされたことあるね。』
語り手は、仲町 及川武男氏 大正2年(1913)生まれ当時68歳
伊達家の仙台藩領では、「左五平」「三五平」「左吾平」と口伝のため字は異なりますが
多くの伝承があるなかで、「化け鰻」と同じように「首無し地蔵」や「袈裟掛け地蔵」など
怪物、魔物を退治したあと首が切られていたり、斜めに袈裟切りされた石の地蔵さんの話があります
三尺左五平は、伊達騒動の時の実在の人物をモデルに広まったとされ
仙台藩出身の居合の名人だったといわれ、明治28年(1895)新聞に「三五平」が連載され
昭和19年(1944)東宝映画「三尺左吾平」では、刀も身長も三尺三寸で足が速いだけが自慢の
左吾平が殿様たちに気に入られ、伊達騒動に巻き込まれる
榎本健一(エノケン)主演のコメディ映画にもなっています
参考資料
「口承文芸」小泉の民俗 東洋大学民俗研究会
仙台市図書館
国立映画アーカイブ
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