うなぎ雑学




うなぎ信仰 中国四国地方


伝説

岡山県 久米郡 旭町 山手公文南(やまてくもんみなみむら)仏淵
※岡山県 久米郡 美咲町 北


美咲町は前ページの勝田郡の隣に位置していますので同じく、瀬戸内海式気候の一部ですが
「内陸型」で雨が少なく晴れの日が多い地域です 山がちの中山間地で田んぼが多く、
昔から農業用水を確保するためにため池がたくさん作られてきました



耳のある鰻

昔、少年がこの淵に潜ると、底に小さな洞(ほらあな)を見つけた
その洞に入ると中は大きく開けており、中には目を見張るばかりの壮観な
金仙(仏の別称・きんせん・こんせん)が数十体、仏身雑器が陳列されていました

少年は洞から出て急いで帰り、そのことを村人に話しました
そして、再びその淵に潜ってみると、もうその洞は無くなっていました
旱魃(かんばつ)の時に雨乞いをすると、耳の生えた鰻が出てきて雨を降らすと言う

※【校正作陽誌】


※作陽誌(さくようし)は、元禄2年(1689)ごろ、藩主森長成の命で長尾勝明が編んだ岡山県の地誌です
校正作陽誌は、その作陽誌を校正・整理した版の書名として使われています



瀬戸内海気候は、年間を通じて温暖で雨が少なく、晴天と日射が多い乾燥ぎみの気候ですので
洪水と虚空蔵信仰を絡めた伝承は少ないと紹介していますが
逆に、旱魃(かんばつ)が発生しやすいともいえます そのため、ため池の数も多く存在します

農業用のため池は定期的に水を抜いて漏水しないように堤防の補修や排水口の補修を
昔からやってきました 現在でも水を抜いた時には大きな鰻がとれることが多いです
そんな大きな鰻を「主」「耳の生えた」という表現をしたのかもしれません
旱魃が起きる地域では雨乞いなどと絡めて、水神化された
大きな鰻の伝承が、各地で見られる要因の一つではないのでしょうか



参考資料
松井魁著「鰻学」「うなぎの本」
作陽誌とは- コトバンク
美咲町ホームページ






近くの名勝や名物

仏淵



旭川に架かる江與味橋



久米郡両山寺



誕生寺駅






卵かけご飯



ホルモン焼きうどん



ばら寿司







































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