うなぎ信仰 東北地方
伝説
岩手県和賀郡黒沢尻 和野浮島
現 北上市黒沢尻幸町
江戸時代、黒沢尻は盛岡藩領で、北上川舟運の最大の河港として栄えました
北上川上流から来た船と下流へ向かうひらた舟がここで荷を積み替え、米などを江戸へ運ぶ中継地でした
同時に奥州街道の宿場町でもあり、人と物が行き交う宿場として発展しました
北上川流域全体では、江戸時代以降およそ400年間に300回以上の水害が記録されており
その中流部にあたる北上市周辺は特に洪水の多い区域とされています
鰻の旅僧
昔この和野に長者がいた長者は極めて貪欲無道な人であった
ある日、多くの金をかけて大きな池をつくり、その池を眺めていると、門前へ旅僧が訪れ
「何か食べ物をタモれや」と乞うた 長者は猫の食い残しの汚飯を投げ与えた
旅僧はさもうまそうに食べおえてから「さてさて長者殿のあと一年の運だア」と嘆いて・・・
一年たつと、門前の大きな池の水が涸れて、口の中に飯粒を一杯入れた大きな鰻が・・・
それからは災難続きで、ついに跡形なく・・・
僧侶に化けた話も小豆飯の話も似たような伝説や昔話はありますが
鰻に関係した伝説は、山口県の「
僧侶に化けた鰻
」がもっとも類似しています
ちょっとこじつけになりますが、仮に伝説が大陸経由の場合の話です
山口県と岩手県では遠いと思われるかも知りませんが、大陸側から日本列島を見ると
西の福岡や山口、東の青森や岩手は近いとも言えるかもしれません
平泉が貿易で栄えたこと考えれば非常に近い都市でもあります
そして、日本では京阪、江戸が中心になっていますが、大陸からは一番離れた田舎になります
必ず、下関か東北を回ってから首都に行きます
かと言って、山口と岩手の僧侶に化けた鰻が結びつくわけでもありませんが、
もう少し情報がほしいところです
参考資料
(村田幸之助氏の御報告の分。黒沢尻中学の二年生、高橋定吉氏の筆記摘要)
佐々木喜善著「聴耳草紙」鰻の旅僧
黒沢尻東地区 歴史・文化遺産案内板マップ
北上川の歴史-北上川の水害[あいぽーと]
佐々木喜善著「聴耳草紙」
松井魁著「うなぎの本」
近くの名勝や名物
鬼剣舞(おにけんばい)
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みちのく民俗村(旧北川家)
金婚漬
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