うなぎ雑学


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三島の浮世絵



題名 役者見立 「東海道五十三次の内 三島 金谷金五郎」

年代 嘉永5年(1852)
絵師 豊国三代
版元 辻岡屋


「東海道五十三次の内 三島 金谷金五郎」も「おせん」「傾城 喜瀬川」と同じ年に
三代豊国が画いたシリーズですが「三島 おせん」と「三島 金谷金五郎」「傾城 喜瀬川」は
同じ役者見立東海道五十三次でも別のシリーズになります
「三島 おせん」のシリーズは1852年2月から始まり6月には終了しています
好評であったのか8月から翌年の1月にかけて再びシリーズが売り出され、
その中の三島が「金谷金五郎」になります

幕府の検閲を受けた物には改印と呼ばれる印も彫られます    
左上の「豊國画」と書かれた上に村松と福の印が検閲者の名前で     
右の印には子十(十二支の子年)1852年の10月に検閲という意味です     
「三島 おせん」は米良、渡辺、子三という改印ですので1852年の3月検閲になり  
「傾城 喜瀬川」は米良、渡辺、子十一 1852年11月の検閲になります     

「役者見立」は実際に上演されていない演目や配役を想定して描かれるもので  
それを宿場ごとに画くことによって当時のお伊勢参り、大山詣でなどの「旅行ブーム」とも重なり
さらに、浮世絵の刷り師の技術が急激に向上し、値段も手頃とあるせいか初めのシリーズが当たり
売れると見込んだ版元が次々に画かせたのが同じ年に多くが出版された理由ではないでしょうか


「隅田春妓女容性 」(すだのはるげいしゃかたぎ)という歌舞伎の演目に登場する
主人公の町奴と対立する、旗本奴の名前が金谷金五郎です











































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