うなぎ雑学





国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承 データベースより



柳の木に鰻が登る
岡山県真庭市・ウナギ田池(推測)


要約
旧津田村にウナギ田という池があったが、その池の中に一本の大きな柳の木が生えていた
よく晴れた日には、この柳の木にウナギの登るのが見えたと言う


論文名「久米郡旭町、加茂川町及びその周辺に於ける伝説調査抄」執筆者 加原耕作
参考資料 岡山民俗/通巻37号



津田村は、岡山県真庭郡にあった村で現在の真庭市上山、田原山上、旦土、野原、舞高、吉、と
久米郡美咲町西です 「旧津田村にウナギ田という池」なのですが、津田村であった地域では
確認できません 「久米郡 美咲町 錦織 鰻田池」という立派な溜池はあります
中の島に弁天様もお祀りしていますので、たぶんこの鰻田池のことだと思います

真庭市の美甘にも「真庭市 美甘 うなぎ池跡」があります こちらは「鰻様と菊の御紋」 で
紹介しますが、宍道湖で捕れた鰻を真庭市の旭川まで、人力で運ぶ途中にウナギを魚籠ごと水に漬けて
生かすために、出雲街道沿に作られた、井戸ぐらいの大きさの溜池の一つです


津山市を中心に美咲町「仏渕の滝勝央町白壁の池」奈義町「盲目の鰻」と、
この「鰻田池」があり、信仰とは関係なく伝説伝承が集まっています
また、伝承の内容も違い、旱魃の影響で起こる雨乞いとの関係も「仏淵の滝」だけです

天然鰻の漁獲量は茨城県、島根県、岡山県がたいへん多いです
そして、江戸時代には島根県宍道湖の鰻も出雲街道を通り真庭市を中継し京阪へ運ばれていました
この二つが、この地域が信仰旱魃とも関係なく、しかも内陸部でありながら
鰻の伝承が多いという、大きな要因だと思います


























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